ネガティブ感情の種類とコントロールの仕方・つき合い方について

 

今回はポジティブ感情とネガティブ感情の話をしたいと思います。

 

ポジティブ感情とは、言葉の印象通りポジティブなもので、「…してみたい」とか「…がいい」とか前向きな感情で、新しいものや自分と違ったものに対してオープンで好奇心が高い状態を指します。

 

一方でネガティブ感情とは、全てを否定するようなネガティブなものだけでなく、「…ねばならない」とか「…でなければならない」と言った強制的なものや固定的なものも含まれます。これは防衛的な感情で、新しいものや自分と違ったものに対して否定的なものです。私は、人材育成であったり組織開発の場面で使うことが多いのですが、今回のコロナウィルスの状況でも応用ができると思います。

 

ネガティブ感情と日本人の深いつながり

 

人間はそもそもネガティブ感情が高まりやすい傾向があります。それは動物としての生存本能、特に中位の動物(ライオンのように元々トップに君臨した動物ではなく、道具や火を扱う進化を経てトップに立つことができた)だからということなのですが、日本人は特にその傾向が強いと思います。それは農耕民族であったことと、常に天災の危険に晒されてきたことが影響しているのではないかと考えます。


だから日本人は変化に対して慎重だし、創造性が求められることが得意ではないとか、似たようなもの同士で固まる「島国根性」があったりします。

 

ネガティブ感情のメリットとコントロール

 

このネガティブ感情はあまりいい意味には使われないですが、マイナスなことばかりではありません。今回のコロナウィルスのような生命に関わる危機的状況では必要な感情でもあります。

 

ネガティブ感情が強いと、常にネガティブな情報に敏感になるのでニュースで状況を常に把握しようとしますし、リスクを避けるためにマスクの装着率も高くなりますし(それによってマスクが足りなくなりやすいというマイナスもありますが)、イベントやクラスターを避けるという自粛行為についても従うようになります。こういった一連の行動によって、感染者が拡大するリスクが低くなりますので、日本は他国と比較して早く落ち着くのではないかと見ています。

 

このようにネガティブ感情も強みにはなる訳で、ここは日本人の強みと言えるでしょう。東北大地震の時も整然と列に並ぶ日本人が称賛されました。


ただ平時となった時に、ポジティブ感情を高めていかないと、保守的で創造性が高まらず、逆にジリ貧になってしまうところがチャレンジと言えます。